2本のトランペットのための「対話」 E.ボザ作曲

今回は、シンプルな2重奏の紹介です。
管楽器のためのソロ曲、アンサンブルが多く、管楽器奏者には割りと有名であろうボザのトランペット2重奏です。

2本のトランペットのための「対話」
 "DIALOGUE pour deux Trompettes"

 [作曲] E.ボザ (E.Bozza)
 [編成] トランペット2重奏
 [演奏時間] 7分半
 [構成] 3楽章構成
 [出版] Alphonse Leduc(アルフォンス ルデュック社)
 [最高音] シ(五線 上第二間) 調が未記載のため実音不明

ボザの曲はどれも不思議な感じのする作品が多いのですがこの曲も例外なく、ボザ節が炸裂しています。
3楽章構成で、
5度の和音でファンファーレで始まり、全体的にどこか淋しげで素朴な感じのする1楽章、
松葉のついた伴奏がどことなく気怠く、懐かしさも感じる、緩徐楽章の2楽章、
行進曲風ファンファーレの冒頭にのスペイン風の軽快なラストで曲を締めくくります。
ところどころフェルマータが入るので楽章がもっと多く聞こえるかもしれません。

グレードの表記はありませんが、in Bで演奏すれば、それほど難度は高くは無いでしょう。
(調性の指定がないためもしかするとin Cで書かれているかも知れません。その可能性は高い)
ただ、2重奏なのでごまかしはききませんし、この独特な感覚をものにするのはなかなか大変でしょう。

この演奏はin Cで演奏しています。最高音ハイHです。


譜面はこちら
【トランペット二重奏曲】 ボザ : ダイアローグ (ルデュック出版)

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