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11月, 2016の投稿を表示しています

ファイブスターシャイニング 清水大輔作曲

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ファイブスターシャイニング "5 Star Shining"  [作曲] 清水 大輔 (SHIMIZU, Daisuke )  [編成] トランペット5重奏   [演奏時間] 2:30  [出版] 東京ハッスルコピー  [楽譜入手先] 音ノート 吹奏楽作品を中心に手掛ける日本の若手作曲家として有名な清水大輔氏のトランペット5重奏です。 シエナウィンドオーケストラのトランペットパートのために作曲された作品のようです。 演奏会のオープニン等に相応しい爽やかで希望に満ちた感じの曲です。 プロのために書かれただけあって、作曲者ご本人の言うように”リズミックさと明快なメロディー”な雰囲気を作るのはなかなか難しそうです。 演奏は、明治大学交響楽団のトランペットパートの皆さんです。 明治大学交響楽団トランペットパート は毎年OBと合同でトランペットコンサートというトランペットだけの演奏会を開いているようです。 オリジナルの小編成のアンサンブルからトランペットオーケストラとでも言うべき30名近くの大所帯の演奏もしています。 曲もローマの松や火の鳥などオーケストラや吹奏楽でお馴染みの曲を自ら編曲しているようです。 トランペットアンサンブル団体が少ない中とても稀有な存在です。 

コンサート・ファンファーレ E.イウェイゼン作曲

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コンサート・ファンファーレ "Concert Fanfare"  [作曲] E.イウェイゼン (Eric Ewazen)  [編成] トランペット6重奏   [演奏時間] 2:30  [出版] Triplo Press  [グレード] 4  [楽譜入手先] ヤマハ・ミュージック・メディア  [楽譜サンプル] サンプル (Concert Fanfareで検索してください) 以前、紹介したE.イウェイゼン作曲の6重奏です。 (Youtubeの映像は8人で演奏していますが、おそらくアシと思われます。) とても颯爽とした軽快なファンファーレです。 どの曲も同じに聞こえるよ揶揄されるイウェイゼンですが、この曲に関してはの癖は影を潜めているようです。 グレードもそれほど高くはないようですが、1stはやはり高音が多く大変そうです。

喜歌劇「詩人と農夫」序曲 F.スッペ作曲

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喜歌劇「詩人と農夫」 序曲 "Poet and Peasant Overture"  [作曲] F.スッペ (Franz von Suppé)  [編曲] M.バーカー ( Matt Barker )  [編成] トランペット8重奏  [演奏時間] 7分  [出版] Eighth Note Publications  [楽譜入手先] Alfred Music (海外)  [楽譜サンプル] サンプルPDF 喜歌劇「詩人と農夫」序曲のトランペットアンサンブルバージョンです。 前半の美しさと後半の華やかさが見事にトランペットで表現されています。 編曲は元調のままのため、同じ響きが再現されていますが、前半はD-durとなるため、B管ではシャープ4つとなりなかなか演奏は難しいと思われます。 後半はB-durですが、速いパッセージの連続でかなりの技術が必要です。 また、1stの最高音はハイEsとなっており、ピッコロ必須です。 2012年のNTC(全米トランペットコンテスト)のアンサンブル部門で1位となったノースウェスト大学の演奏です。

おお、偉大なる神秘よ モートン・ローリゼン作曲

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おお、偉大なる神秘よ  "O Magnum Mysterium"  [作曲] モートン・ローリゼン (Morten Lauridsen)  [編曲] 不明  [編成] トランペット8重奏  [演奏時間] 6分  [出版] 不明  [オリジナル譜面] 合唱譜 詳しいことはわかりませんが、米陸軍バンドのトランペットアンサンブルが2014年の全米トランペットコンテスト(NTC)で演奏したものです。 オリジナルは、モートン・ローリゼンが作曲した同名の合唱曲のようですが、編曲者については言及がなく不明です。 とても美しいコラールですが、時折見せる不協和音がなんとも切ない雰囲気を醸し出しています。 ごまかしが全くきかない、歌い方、音程が命の曲です。 オリジナルの合唱に負けないくらい素晴らしい演奏です。 こちらがオリジナルの合唱版です。

第1旋法による8声のカンツォン G.ガブリエリ作曲

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第1旋法による8声のカンツォン  "Canzon primi toni a8"  [作曲] G.ガブリエリ (Giovanni Gabrieli)  [編曲] D.マーラット (David Marlatt)  [編成] トランペット8重奏  [演奏時間] 3分  [出版] Eighth Note Publications  [楽譜入手先] http://www.jwpepper.com/ (海外)  [サンプル譜面]  http://www.enpmusic.com/ G.ガブリエリは、ルネサンス期に活躍したヴェネツィアの作曲家です。 当時は、ツィンク(コルネット)とサックバットによって演奏されていたようです。 日本ではフィリップジョーンズブラスアンサンブルによって一躍有名になった、この~旋法によるカンツォンのシリーズは、特に第7旋法による8声のカンツォン第2番は有名で、今でもアンコンの金管8重奏(4Tp + 4Tb)でしばしば、演奏されます。 今回紹介するのは、そのトランペット8重奏版です。トロンボーンとの8重奏と比べ迫力はなくなりますが、完全に同一楽器ならではのサウンドの統一感が感じられます。 また、トランペットのみの編曲のため音程を上げており、演奏難度は上がりますが華やかさが増しています。 演奏は、なんと、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラのトランペットパートで結成する、シモン・ボリバル・トランペットアンサンブルです。 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラは若手指揮者として話題のグスターボ・ドゥダメルが率いるベネズエラのオーケストラです。

7声のソナタ ハ長調 ハインリヒ・ビーバー作曲

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7声のソナタ ハ長調  "Sonata a 7 C-Dur"  [作曲] ハインリヒ・ビーバー (BIBER, Heinrich Ignaz Franz von)  [編成] トランペット7重奏 +ティンパニ+通奏低音(オルガン)  [演奏時間] 5分  [出版] ドブリンガー社  [楽譜入手先] 【輸入楽譜】ビーバー, Heinrich Ignaz Franz von: 7声のソナタ ハ長調 [ ビーバー, Heinrich Ignaz Franz von ] バロック時代の古いアンサンブルです。7本のトランペットとティンパニ及び通奏低音のオルガンという構成です。 ハインリヒ・ビーバーはオーストリアの宮廷楽団の団長を務めた人物で、バイオリニスト・作曲家としても知られています。 この時代の曲を演奏するにはピッコロトランペットが必須でしょうね。 いつも思いますが、こういった曲をバロックトランペットで演奏していたというのが信じれらません。 曲はティンパニに導かれ1本2本と本数が増えていき、とても荘厳で華やかにはじまりす。 一旦落ち着き、ソリスティックな雰囲気となりますが、徐々に盛り上がります。 再度これを繰り返し、最後は、7本のトランペットの音のシャワが降り注ぐように華やかに幕を閉じます。