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4月, 2017の投稿を表示しています

ファンファーレ バレエ音楽「白鳥の湖」より/トランペット三重奏

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"Fanfare from Swan Lake"  [作曲] P. I. チャイコフスキー (P. I. Tchaikovsky)  [編成] トランペット3重奏  [演奏時間] 0:10  [楽譜入手先]  ISMLP(無料) Act III, No.17. Scene 今回紹介するのは、トランペットアンサンブルというよりは、オーケストラ演奏のバレエ音楽の一部ですが、詳しくない人でもバレエといえばこれでしょ!というぐらい有名な白鳥の湖の第3幕で演奏されるファンファーレです。 インパクトがあり約10秒と短いので、テレビのバラエティ番組などでも効果音としてよく使用されるので聴いたことがある方も多いかもしれません。 このファンファーレが登場するのは第三幕、宮殿の大広間で開催さる舞踏会のシーンです。 演出にもよりますが、スコア上8小節のこのファンファーレはこのシーンで4回使用されています。

イバリアンス/トランペット八重奏

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"Ebullience"  [作曲] S.リアズ(S. Lias)  [編成] トランペット8重奏  [演奏時間] 7:00  [出版] Brassworks 4  [楽譜入手先]  ミュージック・エイト   brassworks4.com(海外)   アカデミア・ミュージック(国内)  [楽譜サンプル]  PDF 題名のEbullienceは英語で [名]  1  (湯などの)沸騰.  2  あふれるような元気[情熱] という意味だそうです。 題名のとおり、12/8 拍子のノリの良い第一主題と対比的で装飾音が印象的な第二主題、抒情的な中間部、第一第二主題の再現を行った後、盛り上がって幕を閉じます。 1~4番トランペットが第1、第2クワイアに分かれて計8本の大アンサンブルです。

いつも片眼を開けて眠る見事に太った 猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ/トランペット二重奏

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"Sonnerie pour reveiller le bon gros Roi des Singes"  [作曲] E.サティ (Erik Satie)  [編成] トランペット2重奏  [演奏時間] 0:30  [出版] グッドウィン・アンド・タブ社 (Goodwin & Tabb Ltd.)  [楽譜入手先]  IMSLP (無料) 意味不明のとても長い題名のこのファンファーレは、ジムノペディやジュ・トゥ・ヴで知られるフランスの作曲家、エリック・サティの作品です。 変わり者と呼ばれた異端の作曲家で、この作品にも彼の個性が多分に反映されています。 ジムノペディなどと同様に初めて聴いたとき”なんだこれは!”と思ったのですが、意外と耳に残る不思議な魅力を持った作品です。 タイトルの意味はよくわかりません。。。 彼はほかにも『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』『胎児の干物』など変わったタイトルをつけています。 16小節の作品で約30秒です。この動画の演奏は3回繰り返しているようです。 なお、この作品は、1921年10月1日から1922年1月1日までグッドウィン・アンド・タブ社が7回発行した Fanfare [FAN] での中で発表されたもので、多くの作曲家がトランペットに限らずファンファーレを描いているようです。 サティのほかにも、ファリャやプーランクなど著名な作曲家も参加しています。

アンダンテとアレグレット/トランペット二重奏

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アンダンテとアレグレット "Andante and Allegretto"  [作曲] ギョーム・バレ (Guillaume Balay)  [編曲] ニール・ミューラー (Neil Mueller)  [編成] トランペット2重奏  [演奏時間] 4:00  [出版] Balquhidder Music  [楽譜入手先]  Balquhidder Music ギョーム・バレはフランスの軍人・コルネット奏者・指揮者・作曲家です。 実は吹奏楽で有名なディオニソスの祭りをパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団で初演指揮した人物とされています。( wikiより ) バレは、ピアノ伴奏のコルネットソロ曲や木管アンサンブルなどを作曲しています。 アンダンテとアレグレットも元々ピアノとコルネットのための曲です。 これを2重奏に編曲したものです。 曲は哀愁を帯びた悲しげなメロディーが美しいアンダンテ、軽快で牧歌的な感じのするアレグレットの2つの部分で構成されています。 こちらがオリジナルのピアノとソロ・コルネット版です。 すでに版権が切れているので IMSLP で無料で譜面をダウンロードできます。

イントラーダ・ドラマティカ/トランペット五重奏・八重奏

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イントラーダ・ドラマティカ "Intrada Dramatica"  [作曲] J.プライス (Joseph Price)  [編成] トランペット5重奏 / 8重奏  [演奏時間] 3:00  [グレード] 5  [出版] トリプロ・プレス  (Triplo Press)  [楽譜入手先]  トリプロ・プレス(5重奏)   (8重奏) イントラーダ・ドラマティカは速い6/8拍子のリズミカルでありながら非常にメロディーも美しい楽曲です。 最後はハイDbなど高音も多く、テンポも速いため、グレードは5と高いようです。 トランペット5重奏版と8重奏版がありますが、8重奏版の和音の厚みやそれによって生じる色彩感が美しいですが、5重奏版も曲の魅力を失うことなく、小編成の小回りが効くコンパクトな演奏が可能な仕上がりとなっているようです。 ー5重奏版ー 上記、アメリカのプロトランぺッターにより2007年に結成されたトロンバ・ムンディの演奏です。 ー8重奏版ー

NTC 2017/全米トランペットコンクール(大アンサンブル部門)

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毎年、アメリカで開催されるNTC( N ational  T rumpet  C ompetitionの頭文字で全米トランペットコンクール)が3/23~25にコロラド州デンバーで行われました。 スポンサー名を冠した年齢別ソロ5部門と編成別アンサンブル2部門とがあり、それぞれ1位から3位までの入賞者が選ばれます。 前回に引き続き、大アンサンブル部門入賞者を紹介します。大アンサンブル部門は7人~10人のトランペットアンサンブルです。 Th e  Maller Trumpet Large Ensemble Division First Place- Baylor University- Green Second Place- Florida State University Third Place-Southern Methodist University ( NTCホームページより 抜粋) 1位 ベイラー大学   Bold, Blue and Bright /トランペット8重奏(J.ステファーソン作曲・W.ラド編曲) 2位 フロリダ州立大学   Unplugged /トランペット8重奏(J.ステファーソン作曲) 3位 サザン・メソジスト大学   ばらの騎士/トランペット7重奏 (R.シュトラウス作曲・A.ペニー) 追々これらの作品を紹介していきたいと思いますが、 まずは、YouTubeのUPされていた2位のフロリダ州立大学の演奏をお聴きください。