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6月, 2016の投稿を表示しています

FANFARE for 5 TRUMPETS

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今回紹介するのは、 Jacques Petitののファンファーレです。 また、うちに眠っていた譜面を演奏してみました。 5本のトランペットのためのファンファーレ  "FANFARE pour 5 Trompettes"  [作曲] J.プティ (J.Petit)  [編成] トランペット5重奏  [演奏時間] 1分半  [出版] INTERNATIONAL MUSIC DIFFUSION (IMD出版)  [出版年]1982年  [最高音] ラ(五線 上第一線) 調が未記載のため実音不明 残念ながら作曲者・楽曲の背景などの情報は一切不明です。 構成は、提示部のファンファーレとそれをモチーフに展開した緩やかな音形の部分、 この部分の最後はきれいなdurで一瞬解決して救われた感があるのですが 再度、同じモチーフが復活し、不協和音ぐりぐりの上行形の刻みによって盛り上がり、 冒頭のファンファーレの再現で幕を閉じます。 調性の指定がないので in B で演奏しました。 指定がないので in Cの可能性が高いかもしれません。)

National Trumpet Competition

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今日紹介するのは、アメリカで毎年春に行われている National Trumpet Competition です。 日本でもアンサンブルコンテストやソロのコンテストは行われていますが、 NTCのすごいところは人数に関わらず全てトランペットということ! ソロからアンサンブルまでいくつか部門があり、アメリカらしいのがそれぞれにスポンサーがついています。 以下の映像は2015年のスモールトランペットアンサンブル部門の優勝者のオクラホマ州立大です。ちなみにこの部門のスポンサーは金管楽器メーカーのゲッツェンです。 曲目は誰でも一度は耳にしたことのあるJ.S.バッハの「トッカータとフーガ」の編曲版です。 編曲者は不明ですが、かなり難度の高い編曲であることがわかります。 冒頭は目の覚めるようなピッコロのハイトーンで始まるのが印象的です。これだけでこの団体うまい!ってのがわかってしまいます。 C管を中心にピッコロ、フリューゲルを持ち替えているため音色に深みがでています。面白いのが静かな場面で全員が後ろを向いてしまっています。大きくなるにしたがって演奏しながら前を向いています。音響的にも視覚的にも面白い方法です。 角度をつける方法は知っていましたが完全に後ろと言うのは初めて見ました。 来年は、コロラド州デンバーで3月23~26の日程で行われるようです。

ホフナングファンファーレ M.アーノルド作曲

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ピーター・ルー序曲や第六の幸福をもたらす宿などで吹奏楽ではとても有名な作曲家、M.アーノルドのファンファーレです。 この曲、実はなんと36本!のトランペットのために書かれています。 (訂正)アーノルドが書いたオリジナルは18本のTpと18本のバストランペット(トロンボーンまたはユーフォニウムでも可)だそうです。 「ホフナング ファンファーレ」  "A HOFFNUNG FANFARE"  [作曲] M.アーノルド (M.Arnold)  [編成] トランペット32重奏 (トランペット6重奏✕6グループ)  [演奏時間] 2~2分半  [出版] Triplo Press(トリプロ出版)  [グレード] 4  [最高音]ハイB   これだけ居れば華やかでないわけがない!あちこちから音が降り注ぎます。 やはりアーノルドの癖というか味が出ていますね。 James Olcottによる12本に編曲しなおしたバージョンもあります。 14本あるのはおそらく2本アシなんでしょう。 このファンファーレのタイトルのホフナングとは人名で、イギリスでは有名なユーモリスト/漫画家で彼が亡くなった翌年追悼のために書かれたようです。 ホフナング氏は、冗談音楽の祭典で知られるホフナング音楽祭の創設者で、M.アーノルドはこの音楽祭のために「大大序曲」を作曲をしており、掃除機やデッキブラシをオーケストラと共演させています。 譜面はこちら。(ネットでは海外のサイトでしか譜面がありませんでした。) http://www.sheetmusicplus.com/title/a-hoffnung-fanfare-sheet-music/19968573 12重奏版はこちら http://www.sheetmusicplus.com/title/a-hoffnung-fanfare-sheet-music/19968542

5本のトランペットのための組曲/トランペット五重奏

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 "Suite for Five Trumpets"  [作曲] R.プレスティ (R.Presti)  [編成] トランペット5重奏  [演奏時間] 6分半~7分  [出版] Shawnee Press(ショーニー)  [グレード]5  [構成]3楽章構成    1.イントラーダ Intrada    2.コラール   Chorale    3.フィナーレ Finale  [楽譜入手先]  エイブルマート 今回紹介するのは、R.プレスティの「5本のトランペットのための組曲 」です。 以前のブログ  貴重なCD?  で紹介したContrasts for trumpetsにも収録されており、 トランペット5重奏といえば、最初に挙がるのがこの曲ではないかというぐらい有名な曲です。 華やかなでキャッチーなメロディのファンファーレ風の1楽章、 若干の憂いと透明感のある美しいコラールの2楽章、 1楽章のファンファーレの音の動きを反転したような音形で始まり、 2楽章のコラールのような美しい旋律を経て、再び冒頭の旋律が登場し、一瞬1楽章のメロディーが再現され幕を閉じます。 どちらが先に作曲されたかわかりませんが、 曲の造りが、シンプソンの ソナチネ に似ていますね。 難度は若干こちらのほうが難しいような気がします。 【取寄品】AB359 輸入 5本のトランペットのための組曲【トランペット五重奏】【楽譜】【送料無料】【smtb-u】[音符クリッププレゼント] 価格:3088円(税込、送料無料) (2017/8/18時点)

トランペットアンサンブル(4重奏)「メサイア」よりファイナル・コーラス

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今回はうちに眠っていた以前購入した譜面を演奏してみました。 「メサイア」よりファイナル・コーラス  [作曲] G.F.ヘンデル(Handel)  [編曲] カイザーショット(Kaisershot)  [編成] トランペット4重奏  [演奏時間] 1:40  [移調]3度下  [最高音]ハイB  [出版] Kendor Music Inc (ケンドール)  [グレード] 3.5 タイトルはファイナル・コーラスとなっていますが、本当に約2時間半に渡る三部構成の最後、第三部の最後のWorthy is the Lamb.(ほふられた小羊こそは…) の途中で登場するコーラスです。 宗教的な意味は知りませんが、華やかで豪華な印象の楽曲です。 実際は、D-durなので3度低く編曲されています。 見た目は簡単そうな譜面でしたが、低音の16分音符が指がまわらなかったり、 掛け合いのための休符のカウントを間違えそうになったりと意外と苦戦しました。 響きのある場所で演奏するとなかなか雰囲気が出るかもしれません。 原曲↓(1:12あたりから) 譜面は以下で購入できます。 ヘンデル : ファイナル・コーラス「メサイア」より (TP4) / ケンドール 価格:1836円(税込、送料別)