投稿

10月, 2023の投稿を表示しています

交響曲第7番より第2楽章

イメージ
"II   Symphony No. 7 "  [作曲] L.v ベートーヴェン (L.van  Beethoven )  [編成] トランペット2本 ~徒労曲~   作曲家のほとんどはピアノを用いて作曲をしているしているんだと思いますが、もし金管楽器を演奏したことがあればこんな酷いことしませんよね~骨折り損のくたびれ儲け。苦労する割に意味ないんじゃない?という曲 今回ご紹介する無駄曲は、おそらく最も有名な作曲家、ベートーヴェンの交響曲第7番から第2楽章です。第1楽章はのだめカンタービレなどでも登場し聴いたことがある方も多いと思います。明るい第1楽章とは打って変わって、暗雲立ち込めるような管楽器のロングトーンから開始される人気の高い楽章です。 その中間部にクラリネットの旋律を引き継いだフルートの裏でティンパニ、ホルンとともに pp 😅で上のGの音😑を2本ユニゾン😔で四分音符を演奏します。 そんなにこれ要るの😡⁈ ppなら一人でいいでしょ! ピアノじゃないいんだよ。 ガツンと ff な喜んで吹きますとも。 演奏しなくてバレるのはトランペット奏者だけなのに外したらみんなにバレる。 当たるだけではダメで、短すぎても長すぎてもダメ。トランペット奏者はみんな耳がダンボになって聴いているので、プロでも微妙なときあります。 2ndは本当はオクターブ下にしたかったのではないかと思いますが、下のファは当時使用されていたであろうバロックトランペットでは出すことができないで2人とも同じ音にしとけとうい感じなのでしょうか。この小節の和音のC,E,GはD管で出るし、オクターブかユニゾンが多いもののハモりでもよかったのではないかと思いますが、 あのベートーヴェン先生が書いたのでみんな仕方なく演奏してるんでしょうか。 金属的な響きのあるグロッケンとかトラアングルのような音をイメージしているのでしょうか。 この演奏は割と大きめ長めですね。 カラヤン&ベルリンPO なんか微妙😏 黄色のマーカがそれです。記譜はファですがin D(Re)なのでGの音になります。 pp で a2 ほかにも結構2ndいじめのようなことをさせています😟 この12度の跳躍。下のレは出ないんだけどこれはないでしょ。ゆったりした2楽章はまだしも高速の3,4楽章でも同じ飛びがあります。 ほかにも大作曲

亜麻色の髪の乙女/トランペット五重奏

イメージ
"The Girl With The Flaxen Hair"  [作曲] C. ドビュッシー (Claude Debussy)  [編曲] R. ガードナー(Ryan Gardner)  [編成] トランペット5重奏  [演奏時間] 2分  [調性] 原調通り 以前、亜麻色の髪の乙女の 8重奏版 は初回しましたが、今回、新たな版を発見しましたのでご紹介します。 こちらの方が当たり前ですが、サウンドが薄い分透明感がありピッコロ未使用ということでサウンドの統一感もあります。 トランペットや金管はどうしてもファンファーレやマーチなど音楽の中でも芸術性よりも派手さや音量が注目されてしまいます。 また、トランペットアンサンブルは音域も狭いことからハイトーンや安易にピッコロを使用するなど上に音域を広げたり、高速のパッセージを演奏することで盛り上げるといった、ともすれば一般の人から見ると”なんだかすごそうだけど大変そう”というイメージで終わってしまっていることが多いように思います。 この亜麻色の髪の乙女は演奏がすばらしいこともあるのですが、編曲も無理な高音を使用せず自然な仕上がりとなっており、トランペットの新たな一面を見せてくれる音楽として聴くに十分な魅力ある演奏・編曲となっています。 演奏は、NTCでもおなじみにカリフォルニア大学ボルダー校です。(講師も含まれるのかもしれませんがレベルの高い演奏です。)

夜空のトランペット

イメージ
"Il Silenzio"  [作曲] ニニ・ロッソ (Nini Rosso)  [編成] トランペット・ソロ  [演奏時間] 約3分  [最高音] F イタリアの名トランぺッター、ニニ・ロッソのヒット作である「夜空のトランペット」を紹介します。 ニニロッソがイタリアの軍隊の慰問に訪れた際に軍の消灯ラッパをモチーフに即興で演奏したのが最初だそうです。 消灯ラッパは 三つのミニアチュア でも紹介しましたが倍音のみで構成されるなんとも哀愁を帯びたメロディーです。 このメロディほぼそのままに開始され、コーラスや伴奏が入ってきます。中間部にはなんと語りまであって、今聴くと時代を感じるやや古臭いムード音楽のように聞こえますが、不思議と心地よい雰囲気にさせてくれます。 技術的にもFまで出る人であればそれほど問題なく演奏できると思いますが、このムードを出すにはかなりの年季が必要かもしれません😎