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ロシアのクリスマス音楽

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"Russian Christmas Music"  [作曲] A.リード(Alfred Reed)  [編成] 吹奏楽(Tp 3本、 Cor 2本)  [演奏時間] 約15分  [最高音]A  [グレード]5 今日はクリスマス。 吹奏楽でクリスマスと言えばこの曲。吹奏楽の神様、A.リード作曲のロシアのクリスマス音楽です。 リード初期の名作です。 美しいロシア正教のコラール風のリードオリジナルの曲がいくつか入っています。 高校生の時、初めて聴いたときは最初地味で長くて最後キツそうな曲と思っていましたが、大人になって聴いてみると美しくていい曲だと再認識しました。 こちらは龍谷大学の演奏です。アマチュアとは思えない堂々たる見事な演奏です。 こちらが東京佼成の作曲者自身の演奏です。テンポ設定など参考になります。 金管は若干オーバーブロー気味ですね。 最後はアマチュアだとそのままバテてフェードアウトしそうな感じをなんとか持ちこたえているような感じです。 こちらの動画でスコアを確認しながら聴けます。 アメリカ空軍バンドの演奏です。 少しトランペットはおとなしいかな?という気もしますが、全体的にまとまって落ち着きのある名盤だと思います。

教会のステンドグラスより大天使ミカエル

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"San Michele Arcangelo ~ Vetrate di Chiesa"  [作曲] O.レスピーギ (Ottorino Respighi )  [編成] オーケストラ  [演奏時間] 約2分(ソロ部分)  [最高音]ハイD 一昔前までレスピーギといえば吹奏楽コンクール全国大会の定番でした。 今年(2023)の全国大会では全部門でわずか1団体となりました。(参考: 吹奏楽コンクールデータベース )魅力あるオリジナル作品が増えてきたことの裏返しではあるのですが、やはりレスピーギの魅力は褪せるものではありません。 ローマ三部作やベルキスが圧倒的に有名で多く演奏されていますが、教会のステンドグラスも同様に演奏されています。この曲が日本で有名になったのは吹奏楽コンクールのためではないか( Wiki より)との指摘もあるようです。 レスピーギといえば金管なかでもトランペットを大活躍(酷使?)させてくれる作曲なのですが、彼は実はビオラ奏者なんですね。 この曲でも多分に漏れず大活躍です。 特に第二曲の「大天使ミカエル」ではギンギンに鳴らしたかと思えば、後半でステージ裏からの麗しいソロです。 ローマの松「カタコンブ付近の松」やベルキス「饗宴の踊り」でも同様の使われ方をしていますがこちらは最高ハイDまでのハイトーンが要求されます。 スコアの指定はB管ですが、プロでもピッコロを使用しているような音です。 ミカエルはサタンとの闘いを指揮した天使だそうですが、冒頭や後半のこの激闘を表すかのような激しい部分とは打って変わって終結の直前の天から降り注ぐ天の光や天使のささやきのような美しさです。 が、このソロを任されたら恐ろしくて夜も寝れないでしょうね😱

5つのクリスマス・キャロル

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"5 Christmas Carols"  [編曲] KohZimmer2  [編成] ソロ~4重奏  [演奏時間] 各1分程度  [最高音] F 有名な5つのクリスマス・ソングをトランペットアンサンブルにしました。 1人~4人の自由な編成で楽しめるようにしています。 最高音はソ(F)までとなっており初心者~中級者でも演奏可能となっております。 in Bbですのでクラリネットアンサンブルとしてもお楽しみいただけます。 ―収録曲― ・もろびとこぞりて  Joy to the World ・きよしこの夜  Silent Night ・おめでとうクリスマス  We Wish You a Merry Christmas ・牧人ひつじを  The first Noel ・ひいらぎを飾ろう  Deck the Hall

ファンファーレ

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"Fanfare"  [作曲] K.ビェルケストランド (Kjetil Bjerkestrand)  [編曲] T.ウィリアムズ(Tony Williams)  [編成] トランペットソロ  [演奏時間] 2分  [最高音]ハイB 以前、 授賞式のファンファーレ を紹介しましたが、今年もノーベルの授賞式が近づいてきました。 毎年、ノーベル平和賞とそれ以外のノーベル賞の受賞者が招かれるコンサートがありオスロとストックホルムでそれぞれ開催されているようです。 前回紹介した受賞した時のファンファーレはストックホルムで今回紹介するのはオスロで開かれた平和賞の方のものです。 この曲はノルウェーの作曲家ビェルケストランドが2007年のノーベル平和賞コンサートのオープニングのために作曲したもので、毎年の受賞時に演奏するものではないようです。 いわゆる華々しいファンファーレとは異なり平和を望む気持ちが伝わる優しい曲です。 以前 紹介 しましたがソリストはティーネ・ティング・ヘルセット(ティーネ・シング・ヘルセス)というノルウェー出身の女性トランぺッターです。 ハイBでも力みを感じさせない堂々たる演奏です。