胃腸薬の主題による4つの変奏曲 マルセル・ケンツビッチ作曲

胃腸薬の主題による4つの変奏曲
QUATRE VARIATIONS sur un Theme de SE16GAN

 [作曲] M. ケンツビッチ (Marcel.Kentsubitsch)
 [編成] トランペット5重奏
 [演奏時間] 4分半
 [最高音] ハイD (ピッコロTp)
 [難度] A
 [構成] 主題~◎●丸達の行進
    第一変奏 ワルツを踊る◎●丸
    第二変奏 ◎●丸達の点呼の時間
    第三変奏 恋をする◎●丸
    第四変奏 下痢軍と戦う◎●丸
    ◎●丸の勝利の歌(終曲)

ご存知の方も多いとは思いますケンツビッチとは、元N響主席Tp奏者の津堅直弘さんの作編曲時のペンネームです。
この作品は言うまでもなくあの正露丸のサウンドロゴをテーマに変奏曲にしたものですが、
発表当時は堂々と正露丸の~となっていたそうですが、昨今の音まで商標登録するという流れの中で胃腸薬となったようです。

津堅さんご本人の演奏は、N響メンバー主体で構成される TRUMPETS 5 のCD TRUMPETS 5 vol.2 に収録されています。

今でも少ないですが、このCDが発売された20年以上前は国内のプロによるトランペットアンサンブルのCDはほとんどなくとても貴重なものでした。

曲の内容は、
チャイコの眠りの森のワルツのような第一変奏や一音ずつ別の奏者が受け持ってテーマが聞こえてくる第二変奏、とてもロマンチックでな仕上がりになっている第三変奏など、
聴く分にはとてもおもしろい構成です。
難度はやはり高く、A となっており、ピッコロ持ち替えでハイDまで出てきたり、第四変奏の細かいパッセージあったりと、そう簡単に演奏できるものではないレベルです。

譜面はこちらで手にはいります。








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