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X1/トランペット五重奏

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"X1"  [作曲] エリック モラレス(Erik Morales)  [編成] トランペット5重奏  [演奏時間] 7分  [最高音] ハイC  [出版] Morales Music  [楽譜入手先]  アカデミアミュージック トランペットアンサンブルの作品を多数発表している、アメリカの作曲者、エリック・モラレス氏の作品です。 この作品は世界で初めて水平飛行で音速を突破した有人航空機”X1”の物語を音楽にしたものだそうです。 元々アクロバティックな作風の氏の作品ですがこの作品も例にもれず嵐のような目まぐるしい曲です。 中間部一時的に落ち着いた部分がありますが、全体的にシリアスでテンポが速く緊張感のある曲調です。半音で駆け上がる部分が多くあり印象的です。 足踏みなどモラレス氏の他の曲でもいろいろな試みをされていますが、この曲でも楽器なしで口で”シュー”と風の音のような表現をする箇所もあり飽きさせない工夫が見られます。 難度ですが、あまり音は高くないですが、速いリズムを確実に合わせる必要があり、難度は大学中級からプロレベルとされています。 ただし、モラレス作品の中では比較的簡単?で挑戦しやすい方かもしれません。 ↓こちらの演奏はおそらくDTMで作成されたものと思われます。(気持ち悪いほど半音階のスケールが合っている)

目覚めよと呼ぶ声あり/トランペット三重奏

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"Sleepers, Awake BWV645"  [作曲] J.S. バッハ (J. S. Bach)  [編成] トランペット3重奏  [演奏時間] 3分半  [最高音]  G  (オクターブ上のオプションを演奏しない場合 ソ(F))  [出版] kz2 publishing  [楽譜入手先]  Amazon Kindle版   mucome バッハの目覚めよと呼ぶ声ありをトランペット三重奏に編曲しました。 目覚めよと呼びわたる物見の声 とも言われる、カンタータとして作曲されのちに作曲者によりオルガンのコラールにも編曲された名曲です。 簡単な譜面の割にはフーガ的な要素もあり複雑な響きに聞こえ展開して短調になる部分は非常に聴かせかせどころでもあり難所でもあります。 譜面は易しいですが聴かせる演奏は非常に難しいです。 卒業・入学シーズンに良さそうな曲です。 新型コロナウィルス拡散防止のため三密を避ける生活が続いており、吹奏楽やオーケストラでも合奏ができない状況が続いていると思います。 速め・激しめが多いトランペットアンサンブルが多い中、穏やかで癒し要素の多い曲調は、そんな状況にピッタリの作品だと思います。