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12月, 2021の投稿を表示しています

吹奏楽のための第二組曲よりパソ・ドブレ

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"Second Suite for Band - IV. Paso Double"  [作曲] A. リード (A. Reed)  [編成] ファンファーレ(トランペット・ソロ)  [演奏時間] 4楽章開始から20秒付近から約10秒間  [最高音] G   今回はファンファーレの紹介です。 今までオーケストラ曲内のファンファーレはたびたび紹介させてもらいましたが、吹奏楽のオリジナルでファンファーレと考えたらこの曲でしょう。 吹奏楽の多作家であるA.リードの中でも人気の高い名作です。 エネルギッシュな冒頭のあとトランペットのファンファーレが奏でられます。 このファンファーレはクラリネット、フルートに引き継がれていきます。 自然倍音で構成されていますが、G dur のためBb管で演奏するには若干苦労します。 楽譜もBb管のトランペットとなっていますが、アメリカのマーチングで使用されている音通りのよいG管ビューグルを使用するといいかもしれません。 これは憶測ですが、リードもG管ビューグルをイメージしているのかもしれません。

バレエ音楽「コッペリア」よりワルツ/トランペット四重奏

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"Waltz from Coppelia"  [作曲] L. ドリーブ (L. Delibes)  [編成] トランペット4重奏  [演奏時間] 3分  [最高音] ハイB    [出版] kz2 publishing  [楽譜入手先]  piascore 今回も自作の編曲作品を紹介させていただきます。 ドリーブのバレエ音楽「コッペリア」よりワルツをトランペットアンサンブルにしました。 バレエの序盤に現れるこの優雅で流麗なワルツはたびたびCMなどでも使用されどこかで耳にしたことがあるかもしれません。 トランペットアンサンブル化するにあたり同バレエの第二幕最後に現れる短いファンファーレを移調して冒頭に配置しました。 このワルツはとても魅力的で以前からトランペットアンサンブル化したかったのですが、曲の導入部で悩んでいました。オリジナル通りだとフルートの華麗なカデンツァがあるのですが、これを真似するのは至難の業。かといってそのまま、ブン・チャッ・チャッと始めるのもつまらない。 一度バレエを通してみたことがあったのですが、どこかにファンファーレがあったような気がして探すために全幕見てしまいました。 華やかなファンファーレにより静かで優雅なワルツが引き立つと思います。 ・演奏時間 約3分 ・原調通り(ファンファーレのみ5度下)  旋律のほとんどを1stが担当しているので1stの負担は大きいですが2nd以下は負担が軽く1stパートをフィーチャーしたような構成となっています。

コッペリア第2幕最終場/トランペット三重奏

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"Coppélia, Act II: 18. Scène finale"  [作曲] L.ドリーブ (L. Delibes)  [編成] トランペット三重奏  [演奏時間] 10秒  [楽譜] IMSLP (Complete Scoreの208ページ) 今回はバレエの中の一部分からの紹介です。 バレエ「コッペリア」より第2幕最終場の冒頭で奏でられるファンファーレです。 村娘スワニルダの恋人フランツが、人形のコッペリアを人と勘違いして喧嘩になりますが、事実を知り仲直りし結婚するというあらすじで、第3幕は結婚の祝宴なので話の上でのクライマックスはこの部分となります。