トランペットの祝祭
"The Feast of Trumpets" [作曲] F.マクベス (F. Mcbeth) [編成] 吹奏楽 [演奏時間] 約6分 [最高音] ハイC [出版] サザンミュージック [楽譜入手先] ミュージックエイト 今回は、トランペットという名を冠した吹奏楽作品の紹介です。 部屋を整理していたら古いカセットテープが出てきて1曲目に入っていました。 おそらく当時は、同作曲家の超有名曲である「マスク」目当てでダビングしていたものと思われ、タイトルを見てもピンとこないので聴いてみました。 なるほど、派手でトランペットもまあまあ活躍し冒頭にはハイCまで出てくるものでしたが、トランペットを冠するほどでもないのではないかと、少し調べてみたらわかりました。 「トランペットの祝祭(The Feast of Trumpets)」とは、ローシュ・ハッシャーナーというユダヤ暦の新年祭で、この祭りの旋律は、伝統的なショファール(ラムの角笛)の呼び声に基づいています。タイトルにある「トランペット」いわゆるトランペットを指しているわけではなく、ホーン(角笛)のことで「トランペット」というタイトルは、聖書(ジェームズ王訳)がラムの角笛をトランペットと表現したことに由来しているようです。 ショファール(ラムの角笛)はツィンクなど似た角笛でトランペットいうよりホルンに似た音です。 [ショファール(ラムの角笛)の音色] 実際にこの曲もトランペットよりもホルンの方が活躍しているようにも思えます。 この祭りを題材にマクベスが吹奏楽作品にしたものがこの作品ということになります。 [トランペットの祝祭] 調べてみたらあまりトランペットに関係ないという結果でしたが、トランペット雑学として取り上げました。