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冬の光のファンファーレ~長野オリンピックのための

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"Fanfare of The Nagano Winter Olympic (1998)"  [作曲] 湯浅譲二(YUASA, Joji)  [編成] ブラスアンサンブル  [演奏時間] 0:40  [最高音] ハイBb  [楽譜入手先] なし  (執筆時点の2022/1/5時点では)まもなく、北京2022冬季五輪が開催されます。 そこで、昔の冬季大会から長野オリンピックのファンファーレを紹介します。 五輪のためのファンファーレはいくつかありますが、代表的なものは、ジョンウィリアムズのロサンゼルスオリンピックのファンファーレでしょう。 また、このブログでもいくつか紹介していますが、日本人にとってなじみのあるのは 東京オリンピックのファンファーレ 、そして、 札幌オリンピックのファンファーレ です。 残念ながら、東京2020大会でもそうでしたが、昔と違って単なるトランペットまたは金管のみのファンファーレはないのではないかと思います。 そういう意味で1998年のこのファンファーレはオリンピックのなかで最後の金管のみのファンファーレかもしれません。 作曲は湯浅譲二氏です。現代音楽の作曲家で吹奏楽作品は少ないようですが、子供時代にブラスバンドを経験されており、式典向けのファンファーレには珍しい、不協和音を使用した美しい作品となっています。 楽譜の出版は無いようで詳しい編成が不明ですが、ホルンを欠く、2郡のブラスアンサンブルのようです。 不協和音を使っていながらも、題名に”冬の光”とあるように透明感が感じられます。