コントラスト/トランペット五重奏
"Contrasts for Five Trumpets"
[作曲] アンソニー・プログ(Anthony Plog)
[編成] トランペット5重奏
[演奏時間] 8分半
[出版] BIM社
[楽譜入手先] BIM社(海外) Presto music(海外)
A.プログ氏はアメリカの著名なトランペット奏者で指揮者、作曲家でもあります。トランペットのための多くの作品や練習曲を残しており、この作品もその一つです。
この曲は2014年に作曲され、次の三つの楽章で構成されています。
I. Polarities (3'20)
II. Atmospheres (3')
III. Motion (2')
第1楽章の”Polarities”は二極性という意味で文字通り、冒頭のスラ―で滑らかに演奏される静かで神秘的なモチーフと反するのスタッカートで演奏される激しい部分で構成されています。この2つがお互いにからみあい展開していきます。
第2楽章の”Atmospheres”は大気という意味で、ミュートをつけた状態でふわふわとした雰囲気を表しています。1楽章の神秘的な感じを引き継いでいるように思えます。全体を通して落ち着いた楽章です。
ミュートをつけたまま切れ目なくアタッカで突入する第3楽章の”Motion”は動きという意味で、テンポアップし動きを表現しています。各パート別々のタイミングで順々にミュートを外し全員がオープンになり激しさを増していきます。最後に1楽章のモチーフを再現して終了します。
題名のコントラストの名の通り様々な表情が見られますが、冒頭の半音の下降系で全体が統一されており魅力のある作品となっています。
現代曲で不協和音が多用されていますが、ホルンやトロンボーンに比べて音域が狭く高音で和音が合わせにくいトランペットには、こういうスタイルの方が返って魅力的で効果的なのかもしれません。(通常の和音をおろそかにしていいということではありませんが・・・)
トランペットのミステリアスでかっこいい一面がうまく表現された作品です。
しかし、プログの作品全般に言えることですが難度は非常に高く、変拍子や細かいパッセージが多いため、高度なアンサンブル力が必要となります。
[作曲] アンソニー・プログ(Anthony Plog)
[編成] トランペット5重奏
[演奏時間] 8分半
[出版] BIM社
[楽譜入手先] BIM社(海外) Presto music(海外)
A.プログ氏はアメリカの著名なトランペット奏者で指揮者、作曲家でもあります。トランペットのための多くの作品や練習曲を残しており、この作品もその一つです。
この曲は2014年に作曲され、次の三つの楽章で構成されています。
I. Polarities (3'20)
II. Atmospheres (3')
III. Motion (2')
第1楽章の”Polarities”は二極性という意味で文字通り、冒頭のスラ―で滑らかに演奏される静かで神秘的なモチーフと反するのスタッカートで演奏される激しい部分で構成されています。この2つがお互いにからみあい展開していきます。
第2楽章の”Atmospheres”は大気という意味で、ミュートをつけた状態でふわふわとした雰囲気を表しています。1楽章の神秘的な感じを引き継いでいるように思えます。全体を通して落ち着いた楽章です。
ミュートをつけたまま切れ目なくアタッカで突入する第3楽章の”Motion”は動きという意味で、テンポアップし動きを表現しています。各パート別々のタイミングで順々にミュートを外し全員がオープンになり激しさを増していきます。最後に1楽章のモチーフを再現して終了します。
題名のコントラストの名の通り様々な表情が見られますが、冒頭の半音の下降系で全体が統一されており魅力のある作品となっています。
現代曲で不協和音が多用されていますが、ホルンやトロンボーンに比べて音域が狭く高音で和音が合わせにくいトランペットには、こういうスタイルの方が返って魅力的で効果的なのかもしれません。(通常の和音をおろそかにしていいということではありませんが・・・)
トランペットのミステリアスでかっこいい一面がうまく表現された作品です。
しかし、プログの作品全般に言えることですが難度は非常に高く、変拍子や細かいパッセージが多いため、高度なアンサンブル力が必要となります。
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