ブランデンブルク協奏曲第2番
"Brandenburg Concerto No. 2"
[作曲] J.S バッハ(J.S. Bach)
[編成] トランペットソロ(古楽オーケストラ)
[演奏時間] 約11分
[最高音] ハイG
[楽譜] IMSLP(無料)
バッハといえば、クラシック音楽に詳しくない人でも聞いたことがある有名な作曲家ですが、トランペットのためにも作品を残しています。
名曲かつ大作曲家の作品ということもあり有名なことから名手による録音もいくつもあります。
素晴らしい作品でなのですが難点が一つ。音が高すぎ!
最高音は記譜上では上のレですが、in Fのため実音はハイG😬となります。トランペット奏者には鬼門の曲のひとつでしょう。
トランペット以外にも管楽器はソリスト級の演奏技術が必要なためアマチュアで演奏することは少ないと思いますが、元々古楽器オーケストラのための作品であり編成も異なるためプロでもなかなか手が出ない曲でもあります。
こちらは、モダン楽器のピッコロトランペットでの演奏です。キラキラしてとても輝かしい印象です。
こちらがバロックトランペットでの演奏です。ピッコロに比べてどっしりとして落ち着いた印象です。音程がとりにくいため輪郭が少しぼやけます。
補正孔という木管楽器のように管の途中に穴をあけて開閉によって音程を調整するようですが、基本的には自然倍音で演奏します。必然的に音階のような音列がつかえるのは高音となりこのような難曲が生まれたのでしょう。バッハはこんな曲を作ってトランペット奏者に文句を言われなかったのでしょうか。。。
バロックの作品は作曲家・奏者双方の努力によって成立するのだとつくづく感心します。
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