クワイエット・シティ(静かな都会)

"Quiet City"

 [作曲] A. コープランド (A. Copland)
 [編成] 弦楽オーケストラ+トランペットソロ+コーラングレソロ
 [演奏時間] 約10分
 [最高音] ハイB
 [出版] ブージーアンドホークス
 [楽譜入手先] アカデミアミュージック

A.コープランドはアメリカの作曲家でエル・サロン・メヒコ、ビリー・ザ・キッド、ロデオなど昔から吹奏楽などでも編曲されアメリカの派手なイメージがありますが、今回は弦楽オケにトランペットとコーラングレのソロという変わった編成の曲を紹介します。

元々舞台劇のための音楽として作曲され、静かな都会とは大都会の夜でソロのTpは主人公のユダヤの少年とコーラングレはホームレスを表しているようです。

劇の話の内容はわかりませんが、曲調から想像するにどこかもの悲しく、穏やかな二人の語らいを思わせます。

変化はありますが、基本的にゆっくりとしたテンポのため指が回らないというような個所はなく、最高音もハイBまであるものの技術的に難しくはないですが、表現となると話は別でこの雰囲気とコーラングレとの掛け合いをうまくこなすには相当の技量が必要と思います。

アメリカの巨匠がトランペットの新たな一面を発掘してくれた一品です。

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