4つの交響的間奏曲~歌劇「インテルメッツォ」
"Vier sinfonische Zwischenspiele aus Intermezzo, TrV 246a"
[最高音]ハイC
R.シュトラウスの歌劇「インテルメッツォ」から4つの交響的間奏曲をご紹介します。
もとの歌劇の器楽のみの演奏箇所を4つ抜き出して演奏会用にしたもので、その中の1曲目の「旅行前の興奮とワルツの情景」の4分ほどしたところからゆったりとした三拍子で堂々とトランペットがソロを歌い上げます。
リヒャルト・シュトラウスというと交響詩「ドンファン」、「ツァラトゥストラはこう語った」やアルプス交響曲など多作かつ名作がおおくその中からすると少しマイナーな曲ですが、ばらの騎士のように華やかなワルツを含む名作です。
歌劇の内容としては夫婦のいざこざと仲直りという他愛のないものですが、家族を大切にしているシュトラウスの一面が垣間見えます。
ボストン交響楽団のこの演奏がとても張りのある美しい音だったので取り上げました。
おそらく主席のトーマス・ロルフス氏の演奏と思われます。最高音のハイCも余裕の響きです。
演奏難度はハイCのハイトーンまでしっかり出れば難しくない(ハイCが難しい?)のですが、リヒャルトシュトラウスらしからぬ単純な音型で普通吹いてもなんかダサい(?)ここまでの演奏はなかなかできないですね。とても素晴らしいですね。
第2曲「暖炉のほとりで夢想」でも朗々したメロディがあります。こちらも素晴らしい。」
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