"Four Mai Trio for Trumpet, Violin, and Piano" [作曲] 神田晋一郎 (Shin-Ichiro KANDA) [編成] トランペット、ヴァイオリン(ヴィオラ)、ピアノ [演奏時間] 約23分 [楽譜] IKU [最高音] ハイCb 国際トランペットギルドの主催する2016年のトランペット・フェスティバルでJ.ホワイトハウス氏とその奥様の郁子さんにより初演された曲です。 そしてその郁子さんの兄弟が作曲者の神田晋一郎氏ということで生まれたのが、少し変わった編成でトランペット、ヴァイオリン(ヴィオラ)、ピアノの三重奏です。 ほかに私が知るのはイウェイゼン(エワイゼン)のものしかありません。 全体20分を超えるで4楽章の大作です。 なんとこの曲、無料にて楽譜・パート譜まで公開されています。(すばらしい!) が、演奏するにはかなりの技術が必要だと思われます。 1楽章は三連符が爽やかで軽快な第一主題と幻想的な第二主題のソナタ形式、 2楽章はヴィオラで演奏する指定があり温かみのある音が印象的です。 (おそらく、この編成だとかなり演奏機会が限定されるので、ヴァイオリン版もあるようです) 3楽章のタンゴはさすらう感じのなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。最後でピアノの低音のものすごい不協和音がアクセントになっていて逆に心地よい。 4楽章は1楽章と対比的な緊迫感のある三連符を主体とした楽章です。 変わった編成ではあるものの、この曲やイウェイゼンの例があるように悪くはない組み合わせだと思います。 - I. Allegro - II. Andante - III. Tango - IV. Allegro Vivo
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