亜麻色の髪の乙女/トランペット五重奏

"The Girl With The Flaxen Hair"

 [作曲] C. ドビュッシー (Claude Debussy)
 [編曲] R. ガードナー(Ryan Gardner)
 [編成] トランペット5重奏
 [演奏時間] 2分
 [調性] 原調通り

以前、亜麻色の髪の乙女の8重奏版は初回しましたが、今回、新たな版を発見しましたのでご紹介します。
こちらの方が当たり前ですが、サウンドが薄い分透明感がありピッコロ未使用ということでサウンドの統一感もあります。

トランペットや金管はどうしてもファンファーレやマーチなど音楽の中でも芸術性よりも派手さや音量が注目されてしまいます。
また、トランペットアンサンブルは音域も狭いことからハイトーンや安易にピッコロを使用するなど上に音域を広げたり、高速のパッセージを演奏することで盛り上げるといった、ともすれば一般の人から見ると”なんだかすごそうだけど大変そう”というイメージで終わってしまっていることが多いように思います。

この亜麻色の髪の乙女は演奏がすばらしいこともあるのですが、編曲も無理な高音を使用せず自然な仕上がりとなっており、トランペットの新たな一面を見せてくれる音楽として聴くに十分な魅力ある演奏・編曲となっています。

演奏は、NTCでもおなじみにカリフォルニア大学ボルダー校です。(講師も含まれるのかもしれませんがレベルの高い演奏です。)

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