メサイアより「ラッパが響いて…」
"The trumpet shall sound... from Messiah"
メサイアといえば、あのハレルヤコーラスが有名ですが、トランペット奏者にはそれ以外にも見逃せない一曲が含まれています。
第3部 「メシアのもたらした救い〜永遠のいのち」から第4曲「ラッパが響いて…」 です。
バスの独唱が聖書の一節「ラッパが響いて...」を歌います。題名の通りトランペットがバスとともに旋律を奏でます。
最高音Aで現代のトランペットでもなかなかの高音になりますが、当時はヴァルヴのないD管のバロックトランペットで演奏していたでしょうからかなりの技術を要したと考えられます。
現代ではピッコロトランペットなどを用いてバロック時代の作品を演奏することがありますが、キラキラしてはっきりした音程となります。
バロックトランペットはモダントランペットよりも倍くらいの長さがあるため正確な音程を出すのが難しいでしょうが、低音はトロンボーンのような迫力があり高音も豊かな音ですね。
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