グラゴル・ミサ
"Glagolitic Mass"
[作曲] L. ヤナーチェク(Leoš Janáček)
[楽譜] IMSLP(無料)
[最高音] ハイEb
金管、特にトランペットを演奏する上で避けて通れないバテ。このことを知ってか知らずか、トランペットを酷使する曲=死亡曲が数多あります。このような曲=死亡曲を紹介したいと思います。このような曲は以前紹介している暇曲に比べ枚挙にいとまがありませんが、珍しいもの、あまり知られていないものを紹介できればと思います。
記念すべき最初の死亡曲は、ヤナーチェクのグラゴル・ミサです。
全8曲からなる大規模な曲です。
トランペットでヤナーチェクといえばトランペット12本必要とするシンフォニエッタでも華々しいファンファーレが登場しますが、この曲もかなりの酷使ぶりです。
全8曲の最終曲では、シンフォニエッタにも通じる東洋的な雰囲気のある下降形のモチーフが徐々に音程が上がっていき、なんと最高音ハイEbまで上がります。
クラシック音楽では異例ともいえる高音でマーラーにもハイEbは登場しますが、あちらは木管が重なっているので出なくても、ラッパ奏者以外は気にしませんが(笑)こちらはこの部分はホルン・トランペット・ティンパニしか鳴っておらず、同じ音はほかにオクターブ下のホルンしかいないのでガチで当てなかればなりません(汗)
(in FのシbなのでハイEbです)
死亡している暇もなくその直後に登場する目を疑う譜面がこれです。
実は、この曲を知ったのは日本でもトップクラスの某オーケストラがやっていたからなのですが、あの人たちがしゃかりきになって、演奏できているか若干あやしい状態になっていたためです😏
アマチュアではほぼ演奏不能、まさに死亡曲です。
譜面付き動画もありました↓
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