花の章

 "Blumine from Symphony No. 1  original version"

 [作曲] G.マーラー (G. Mahler)
 [編成] トランペットソロ
 [演奏時間] 約7分
 [最高音] A

オーケストラのトランペット奏者に好きな作曲家と聞くと大抵出てくる作曲家マーラーですが、その中でも比較的聴きやすく人気の高い曲が交響曲第1番「巨人」です。
よく演奏されるこの曲に隠された楽章が存在するのはご存知でしょうか?
現在演奏されるのはほとんど第3稿と呼ばれる4楽章形式のものですが、当初は交響曲第2番や後期の交響曲で見られる、2部5楽章構成をとっておりその中の第2楽章が紹介する花の章です。
マーラーの交響曲の楽章としては10分以内ととても短い曲ですが、とても美しくはかなさを感じる名曲です。
しかも、その主題をトランペットのソロにしているんです!前半は主題の1分近くソロです。


譜面ですが、in Fですので最高音はA(記譜のミ)です。


リヒャルト・シュトラウスと並んでラッパを酷使してくれる作曲家ではありますが、活躍する場面が多く良い作品を書いてくれた作曲家でもあります。


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