寓話 Op.127/トランペットソロ

"Parable XIV"

 [作曲] V.パーシケッティ(Vincent Persichetti)
 [編成] トランペット2~6重奏
 [演奏時間] 4:00
 [最高音]  ハイD
 [出版] Elkan-Vogel
 [楽譜入手先] ヤマハミュージック

最近あまり見かけなくなりましたが、吹奏楽で有名なパーシケッティの作品です。
Parable(=寓話)と題する作品は連作で全部で25ありこの作品は14番目となります。
ほとんどがソロの作品なのですが、トランペット二重奏、金管五重奏、吹奏楽や、大規模なものではなんと1幕のオペラまであります。

今回紹介するXIVは無伴奏の独奏トランペットのための作品です。

カップミュートをつけての演奏でゆっくり目の自由なテンポでスタートします。
中間部ではミュートを外し雰囲気を変え激しい部分へ突入します。
この部分でフラッター奏法や最高音のハイDも出てきます。
後半は、ストレートミュートをつけて開始されます。
中間部の激しさを保った状態で開始されますが、徐々に穏やかさを取り戻すかのように変化していきますが、最後の伸ばしでpppからfffまでクレッシェンドして終了します。
最初の2つのキャラクターを混ぜたような感じにも取れます。

難度は譜面を見て頂ければわかると思いますが、レガートや跳躍
フィンガリングなどとても難しいと思います。
前半のカップミュートの部分は練習すれば何とかなるかもしれません。

この寓話シリーズの最終XXVがトランペット二重奏となっているのでご紹介したいのですが、なかなか音源がみつかりません。見つかったら紹介したいと思います。



(↓譜面付き)

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