いつも片眼を開けて眠る見事に太った 猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ/トランペット二重奏

"Sonnerie pour reveiller le bon gros Roi des Singes"

 [作曲] E.サティ (Erik Satie)
 [編成] トランペット2重奏
 [演奏時間] 0:30
 [出版] グッドウィン・アンド・タブ社 (Goodwin & Tabb Ltd.)
 [楽譜入手先] IMSLP(無料)

意味不明のとても長い題名のこのファンファーレは、ジムノペディやジュ・トゥ・ヴで知られるフランスの作曲家、エリック・サティの作品です。
変わり者と呼ばれた異端の作曲家で、この作品にも彼の個性が多分に反映されています。
ジムノペディなどと同様に初めて聴いたとき”なんだこれは!”と思ったのですが、意外と耳に残る不思議な魅力を持った作品です。

タイトルの意味はよくわかりません。。。
彼はほかにも『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』『胎児の干物』など変わったタイトルをつけています。

16小節の作品で約30秒です。この動画の演奏は3回繰り返しているようです。



なお、この作品は、1921年10月1日から1922年1月1日までグッドウィン・アンド・タブ社が7回発行した Fanfare [FAN] での中で発表されたもので、多くの作曲家がトランペットに限らずファンファーレを描いているようです。
サティのほかにも、ファリャやプーランクなど著名な作曲家も参加しています。

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