ジークフリート牧歌

  "Siegfried-Idyll, WWV 103"

 [作曲] R. ワーグナー(R. Wagner)
 [出番] 405小節中13小節
普段、トランペットアンサンブルやトランペットが活躍する曲をご紹介していますが、反対に活躍しない曲=暇曲を紹介したいと思います。
オーケストラではトランペットやトロンボーンがない曲(いわゆる降り番)は珍しくないのですが、譜面にあるのにほとんど出番がない、または目立たない曲を暇曲と命名してご紹介します。
今回は、R.ワーグナーのジークフリート牧歌です。
ご覧の通り、20分程ある曲なのですが、わずか13小節です。
この曲は、ワーグナーの妻、コジマへの誕生日の贈り物として、その日の朝に、ワーグナー邸で初演されたそうです。完全なワーグナーのプライベートな作品で自宅で演奏するために十数人で演奏できるスコアとなっています。
初演時はなんとヴィオラ奏者が掛け持ちで演奏したとのことです。そのためにに特訓したそうです。

全体が盛り上がってきたところで登場しほかのパートと同じ動きでもありますがやはりトランペットの見せ場で、この動画のイギリスのプロムスの奏者もドヤ顔をして演奏を終えています。そのあと数えなくてもいいですが100小節近く休み。
もう少し、活躍したかったなー。

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